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ロータリーあり(201の2)

「ロータリーあり(201の2)」とは?

概要

「ロータリーあり(201の2)」は、前方に右回り(時計回り)の一方通行の旋回式交差点(ロータリー)があり、その進入場所が視認困難な場合に設置される警戒標識です。

ロータリーは、右回りですので、進入する際は左折で入ることになります。

この標識は、ロータリーへの進入が見えにくい場合、運転者に方向転換への注意を促す役割を果たします。

意味

本標識は、「直進道路ではなく、今後円形交差点に進入する可能性がある」「進入方向が通常と異なり、左折のみで侵入するため、通常の交差点以上に慎重な運転が必要になる」ことを示します。

ロータリーは通常右回りで、一時停止や優先道路ルールがない場合もあるため、規格を理解していないと進入方法を誤ると事故につながる可能性があります

運転者が注意すべきポイント

  • 速度を落として進入:円形標識を見逃すと直進しそうになるため、事前の減速が不可欠です。
  • 進入方法の事前認識:ロータリーへの進入順序(交差点との違い、外側優先)を意識しておく必要があります。
  • 対向車・歩行者への注意:環状部分では、進入車よりも円内車両が優先されるため、追突や歩行者巻き込みに注意が必要です。

実例

市街地の設置例

よく似た標識との違い

規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」

警戒標識「ロータリーあり(201の2)」(黄色)とよく似たものに、規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」(青色)があります。

前者は、運転者に「環状交差点が近い」ことを警告し、事前に注意と減速を促すものです。

一方、後者は、内部での通行方法(右回り)を法的に規制していますちなみに、こちらはロータリーでなくラウンドアバウトと呼ばれます。

それぞれの詳細はこちら

設置される場面

  • 市街地のロータリーで、入口が建物や雑木によって隠れやすく視認しづらい地点。
  • 高速道路ランプや都市環状交差点など、進入ルートが複雑な場所。

法的根拠と標識番号(形式情報)

標識番号:右(又は左)ロータリーあり(201の2)
根拠法令:「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」および「道路標識設置基準」による明文化

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