
「車線数減少(211)」とは?
概要
「車線数減少(211)」は、道路の車線数が減少する箇所に設置される警戒標識です。
中央部の線が片側から途切れるような図柄で表現されており、「交通流の変化を予告すべき場合」の代表例となる標識です。
意味
この標識は、「進行方向において車線数が減少し、複数車線から単一車線になるなど、交通流に変化が生じること」を運転者に警告します。
高速道路の合流終了地点や都市部の道路改良工事箇所などで見られ、急な車線減少によって渋滞や非予期な車線変更が発生しやすい状況を事前に知らせ、安全運転を喚起します。
運転者が注意すべきポイント
- 車線の確保と早めの合流:複数車線から単一車線に変わる区間では、適切なタイミングで安全に車線変更を行う必要があります。
- 後方車両への配慮:後続車が減速しにくい場合には、早めにウインカーで意思表示を行い、追突防止に努めてください。
- 速度調整:車線幅が狭くなることで車間距離の取り方も変化するため、やや速度を落として余裕を持った走行を心がけることが望まれます。
実例
「車線数減少(211)」


よく似た標識との違い
当標識:車線数減少(211)

道路の車線数が減少する箇所に設置される警戒標識です。
道路幅の変化を示す標識ではありません。
幅員減少(212)

道路そのものの幅が狭小化する場合に設置されます。
211は車線数の減少に特化して警告するので、意味が異なります。
それぞれの詳細はこちら
設置される場面
- 高速道路のランプウェイ終端などで車線数が減少する地点
- 都市部の道路工事箇所や道路拡張後の切替点など、走行環境に変化が起こる箇所に設置されます。
法的根拠と標識番号(形式情報)
標識番号:車線数減少(211)
根拠法令:「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」および「道路標識設置基準」による明文化